法人企業景気予測調査は4期ぶりの上昇超

財務省内閣府が11日発表した7-9月期法人企業景気予測調査によると、企業の景況感を示す景況判断指数(BSI)は、大企業全産業でプラス2.2となり、4期ぶりに上昇超となった。
製造業はプラス2.5、非製造業はプラス2.0となり、いずれも4期ぶりに上昇超。先行き10-12月は大企業全産業でプラス5.4、13年1-3月はプラス5.2となった。全産業ベースの2012年度の設備投資計画(ソフトウエア投資を含む、土地購入額を除く)は前年比9.8%増となり、前回調査から上方修正された。

法人企業景気予測調査の景況判断BSIは前期に比べて景況感が「上昇」との回答構成比から「下降」との回答構成比を引き算したもの。日銀短観のDIが「良い」「悪い」といった水準を聞いているのに対し、この調査は景況感の変化の方向を聞く。調査対象は資本金1000万円以上の法人企業。